胃癌

胃癌は日本人にとって身近ながんの一つです。男性では9人に1人、女性では19人に1人が胃癌と診断されており、全体では2番目に患者数が多いがんとされています。しかし、近年はピロリ菌除菌や定期検診の普及により早期発見・早期治療が可能となり、生存率が向上してきました。このページでは、胃癌の基本的な知識から症状、検査方法、最新の治療法などをご紹介します。

胃癌とは

胃癌とは、胃の内側をおおう粘膜の細胞ががん化して発生する疾患です。胃は食道と十二指腸の間にある袋状の臓器で、食物を一時的に貯留し消化する役割を担っています。

発生原因

胃癌の主な発生原因として、ヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)の感染があげられます。実際に胃癌の約99%はピロリ菌感染が原因といわれています。ピロリ菌に感染すると胃粘膜に慢性的な炎症が生じ、長い年月をかけてがん化することがあります。

その他の危険因子としては以下のものがあります。

なお、ピロリ菌の除菌治療により胃癌のリスクを減らすことができますが、除菌後も定期的な検査が必要です。

胃癌の症状と早期発見のポイント

初期症状に注意が必要 – 胃癌を見逃さないために

胃癌の初期症状は非常に乏しいことが特徴です。多くの場合、早期胃癌では自覚症状がほとんどなく、健康診断や人間ドックなどで偶然発見されることが少なくありません。しかし、以下のような症状が現れることもあります。

これらの症状は一般的な胃炎や胃潰瘍でも起こりうるものですが、2週間以上症状が継続する場合や、徐々に症状が強くなる場合は、胃癌の可能性も考えて医療機関での検査をお勧めします。

進行した胃癌の症状 – すぐに受診すべきサイン

胃癌が進行すると、以下のような明らかな症状が現れることがあります。

これらの症状がある場合は、胃癌が進行している可能性があるため、早急に当院にお越しください。早期発見・早期治療が胃癌克服の鍵です。

胃癌の検査・診断方法 – 最新の精密検査で早期発見を

当院では、胃癌の早期発見と正確な診断のため、最新の医療機器を用いた以下の検査を実施しています。

内視鏡検査(胃カメラ)- 胃癌診断の最も精度の高い検査

胃癌の診断において最も重要な検査が内視鏡検査(胃カメラ)です。胃の内部を直接観察することができ、わずか数ミリの初期胃癌も発見できます。同時に組織検査(生検)も行えるため、確定診断が可能です。

当院では、最新の内視鏡機器と拡大内視鏡・NBI(狭帯域光観察)システムを導入し、見つけにくい早期胃癌も高精度で発見できる体制を整えています。また、苦痛の少ない内視鏡検査を心がけ、希望される方には鎮静剤を使用した「楽な胃カメラ検査」も実施しています。胃カメラに不安がある方も安心してご相談ください。

胃癌診断に役立つその他の検査

これらの検査結果を総合的に判断し、一人ひとりの患者さんに最適な治療法を提案いたします。胃癌は早期発見・早期治療が何よりも重要です。40歳以上の方や胃の調子が気になる方は、定期的な胃カメラ検査をお勧めします。

定期検診の重要性

胃癌の早期発見には、定期的な検診が非常に重要です。特に40歳以上の方や、ピロリ菌感染の既往がある方は、定期的な胃カメラ検査をお勧めします。

当院では、患者さんの状態に応じた検査プランをご提案しています。何か気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。

まとめ

胃癌は日本人に多いがんですが、早期発見と適切な治療により、治療成績は向上しています。当院では、一人ひとりの患者さんに合わせた最適な診断・治療を提供することを心がけています。胃の調子が気になる方や、定期検診をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。

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