カンジダ食道炎

カンジダ食道炎は、カンジダ菌(主にカンジダ・アルビカンス)による食道の感染症です。カンジダ菌は通常、人の口腔内や消化管、皮膚などに常在している真菌(カビの一種)ですが、何らかの理由で免疫力が低下した際に異常増殖し、粘膜に炎症を引き起こすことがあります。このページでは、カンジダ食道炎の主な症状や原因、当院での診断などをご紹介します。

カンジダ食道炎とは

カンジダ食道炎は一般的な感染症ではありませんが、免疫力が低下した状態の方や、長期間の抗生物質使用中の方などに発症することが多い疾患です。適切な診断と治療が行われれば、多くの場合改善が期待できます。

カンジダ食道炎の主な症状

カンジダ食道炎の症状は人によって異なりますが、主に以下のような症状がみられます。

主な症状

その他関連症状

これらの症状が2週間以上続く場合や、食事がとりにくいほど症状が強い場合は、当院の受診をご検討ください。

カンジダ食道炎の原因とリスク因子

カンジダ食道炎が発症する主な原因と危険因子は、以下です。

免疫力の低下

薬剤関連

その他の要因

複数のリスク因子に当てはまった方は、カンジダ食道炎の発症リスクが、当てはまらない方に比べて高まります。当院では、個々の患者さんの背景を考慮した診断と治療を行っています。

当院での診断方法

1. 問診と身体診察

症状の詳細や既往歴、服用中の薬剤などについて丁寧にお聞きします。口腔内の観察も重要な診察項目です。

2. 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

カンジダ食道炎の確定診断には内視鏡検査が最も確実です。食道粘膜に以下のような特徴的な所見がないか確認します。

内視鏡検査時に病変部の組織を採取(生検)し、顕微鏡で観察することで確定診断を行うこともあります。

3. 培養検査

採取した検体を培養し、カンジダ菌の種類や薬剤感受性を調べることがあります。

4. 血液検査

全身状態や免疫状態を評価するために、血液検査を行うことがあります。

当院では、患者さんの負担を最小限に抑えながら、正確な診断を行うよう心がけています。内視鏡検査は鎮静剤を使用して行うことも可能で、検査中の不快感を軽減できます。

当院でのカンジダ食道炎の治療

当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療計画を提案します。カンジダ食道炎の治療には主に以下の方法があります。

1. 抗真菌薬による治療

カンジダ食道炎の主な治療法は抗真菌薬です。症状の程度や患者さんの状態に応じて、以下のような薬剤を使用します。

2. 基礎疾患の管理

カンジダ食道炎の再発を防ぐためには、基礎疾患の適切な管理が重要です。

3. 症状緩和のための対症療法

4. フォローアップ

治療開始後2~3週間程度で内視鏡検査を再度行い、食道粘膜の改善を確認することがあります。症状が完全に消失していても、粘膜の治癒には時間がかかることがあります。

当院を受診すべき・していただきたい方

以下のような方は、カンジダ食道炎の可能性があるため、当院の受診をおすすめします。

また、以下のような症状が見られる場合は早めの受診をおすすめします。

まとめ

カンジダ食道炎は、免疫力の低下や長期的な薬剤使用などが原因で発症する食道の真菌感染症です。飲み込む時の痛みや胸の不快感などの症状が特徴ですが、適切な治療を行えば多くの場合、改善します。

当院では、内視鏡検査による正確な診断と、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しています。

気になる症状がある方は、早めに当院にご相談ください。

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