びらん性胃炎

びらん性胃炎とは、胃の粘膜に小さな傷(びらん)が複数できる胃炎の一種です。胃の粘膜は通常、強力な胃酸から胃自体を守る役割を担っていますが、さまざまな要因によってこの防御機能が低下すると、粘膜が傷つき、びらんが生じます。健康な胃粘膜と比べると、びらん部分は赤くなり、わずかに陥凹しているのが内視鏡検査で確認できます。

このページでは、びらん性胃炎の主な症状やその原因、当院での診断方法や受診すべき症状などをご紹介します。

びらん性胃炎の種類

びらん性胃炎は急性と慢性に分けられ、急性の場合は一時的な要因で発症し、適切な対処により比較的短期間で回復することが多いです。一方、慢性の場合は長期間にわたって症状が続き、定期的な管理が必要となることがあります。ご不安な点がある方は、当院にご相談ください。

びらん性胃炎の主な症状

びらん性胃炎の症状は人によって異なりますが、一般的に以下のような症状が見られます。

これらの症状は他の胃腸疾患でも起こりうるため、自己判断せずに専門医による適切な診断を受けることが重要です。特に黒色便や強い腹痛、繰り返す嘔吐などの症状がある場合は、早急に当院にお越しください。

びらん性胃炎の原因と危険因子

びらん性胃炎の主な原因には、以下のようなものが挙げられます。

  1. ヘリコバクター・ピロリ菌感染
  2. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用(アスピリン、イブプロフェンなど)
  3. 過度のアルコール摂取
  4. ストレス
  5. 喫煙
  6. 自己免疫疾患
  7. 放射線治療の副作用
  8. 重度の疾患や熱傷などによる生理的ストレス

特にピロリ菌感染と長期間のNSAIDs使用は、びらん性胃炎の主要な原因とされています。これらの要因が胃粘膜の防御機能を低下させ、胃酸による損傷が起こりやすくなるのです。

びらん性胃炎の診断方法

びらん性胃炎の診断は、主に以下の検査によって行われます。

  1. 問診と身体診察:症状や生活習慣、服薬歴などについての詳細な聞き取りを行います。
  2. 内視鏡検査(胃カメラ):最も確実な診断方法で、胃の内部を直接観察し、びらんの有無や程度、位置などを確認します。必要に応じて組織検査(生検)も行います。
  3. 血液検査:貧血の有無や炎症マーカーの確認、ピロリ菌抗体検査などを行います。
  4. 呼気検査:ピロリ菌感染を調べるために実施することがあります。
  5. 便検査:消化管出血の有無やピロリ菌の検出のために行うことがあります。

当院では、患者さんの状態に合わせた適切な検査を提案し、丁寧な説明を心がけています。検査の内容や準備について不安な点があれば、遠慮なくご相談ください。

当院における主な治療方法

びらん性胃炎の治療は、原因や症状の程度によって異なりますが、基本的には以下のようなアプローチが取られます。

原因の除去

薬物療法

生活習慣の改善

当院では、患者さん一人ひとりの状態や生活環境に合わせた治療計画を立案し、症状の改善だけでなく、再発予防にも力を入れています。

自宅でできるびらん性胃炎の対処法

医師の指導のもとで行う治療に加えて、自宅でも以下のような対処法を実践することで、症状の緩和や回復の促進が期待できます。

食事の工夫

生活習慣の改善

禁煙・節酒

ただし、これらの対処法だけで症状が改善しない場合や、症状が悪化する場合は、自己判断せずに当院にご相談ください。

当院の診療の特徴

当院では、最新の医療設備と専門知識を持った医師・スタッフが、びらん性胃炎をはじめとする胃腸疾患の診断・治療に取り組んでおります。

びらん性胃炎は適切な治療と生活改善により、多くの場合症状の緩和が可能です。気になる症状がある方は、お気軽に当院までご相談ください。

受診を検討すべき・していただきたい症状

以下のような症状がある場合は、びらん性胃炎の可能性も考えられますので、当院への受診をご検討ください。

特に黒色便や強い腹痛、繰り返す嘔吐などの症状がある場合は、早急に受診されることをお勧めします。

当院では、初診の方も安心して受診いただけるよう、丁寧な対応を心がけています。不安なことがあれば、お電話でのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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